中途入社した会社ですぐに活躍する方法

何度となく転職を繰り返している僕ですが、「新しく入社した会社で活躍するのはなかなか難しい」といつも思います。そこで、中途入社した会社で活躍する方法をセミナーで学んできました。で、学習したことを復習するために、ここにまとめてみたいと思います。

■中途入社した会社で早期に活躍する方法

1.会社が求めていることを把握する
中途採用で入社した人に会社が期待しているのは、「早く会社になじんでほしい」ということでもなければ「早く仕事を覚えてほしい」ということでもありません。会社が期待しているのは「いち早く成果をあげてくれること」です。
「会社になじむ」や「仕事を覚える」も、もちろん大事ですが、これらは本質ではなく、「いち早く成果をあげる」という目的を達成するための手段です。
そこで確認しておきたいのが、自分に対して会社が「どんな成果を期待しているのか」ということ。特に長期的な成果ではなく、近い将来の成果に関して、上司と共通の認識が持てるようになるよう努力する必要があります。

2.組織に馴染む
「いち早く成果を出す」という目的を達成するためにまず大事なのが、組織に馴染むということです。中途入社ですから、当然ビジネスの経験があり、ある程度“自分のやり方”というものが染みついている場合もあるでしょう。しかし、その会社に入社した以上は、自分のやり方にこだわってばかりいてはいけません。
もちろん、「もっと効率的なやり方がある」という場合は、上司に提案してみてもいいかもしれません。しかし、少なくとも入社して3ヶ月くらいは組織に馴染むことを優先させ、まわりの人たちとの信頼関係を築くことから始めた方がよさそうです。“改善”はそれからでも遅くありません。
「いろんな人に話しかける」「報連相を徹底する」などのコミュニケーションを大切にし、「この人にまかせても大丈夫」という“お墨付き”をもらいましょう。

3.仕事を覚える
「いち早く成果を出す」ためには、いち早く仕事を覚える必要があります。そのためには「どんな細かなことでもとにかくアウトプットし、見える形にする」ということが大切です。これを続けていると、業務の進捗や修正ポイントが明確になります。さらにこのアウトプットをもとにして同僚に相談すれば、組織になじみながら仕事の完成度を上げることができ、一石二鳥になります。

継続的に能力を高めるには　〜中途入社のその後〜
入社した会社で成果を出し続けるためには、継続的に能力を高めていかなければなりません。そのために大切なのが目標設定です。目標設定のポイントは、以下の5つです。

S specific 具体的に！
M measurable 定量的に！
A achievable 達成できる内容に！
R relevant 目的に沿って！
T time-bound 期限を明確に！

たとえば「ダメな例」として、こんな目標があったとします。

目標：一人前の営業マンになる。そのために、お客様からの質問に何でも答えられるよう、商品知識を増やしておく。

これは、上記のSMARTに沿ったものではありません。

正しくは

お客様からの問い合わせに一人で対応できるようになるため、来月までパンフレットに掲載してある商品を2つピックアップして、特長をノートにまとめて説明方法を考え、ノートにまとめる。不明な点があれば、その日のうちに上司に確認し、ノートに追記する。

といった感じです。

「目標を実現するためのシステムづくり」といったところでしょうか。
カツマーの手法みたいですが、効果はありそうです。ぜひ実行したいところですね。とりあえず、目標設定の時間を定期的に設けるところから初めてみてはいかがでしょうか。と、いうか自分自身こうしたことをやっていかないといけないんだなーと思っています。何しろこんな時代ですから、お互いがんばりましょう…ということで。